しかし、連休はとっても楽しいけど、仕事モードへのスイッチ切り替えが困難ですよね。「たくさん休んだしがんばらなきゃ」と思っても、なかなかやる気が出ません。
というか、出社日が近づくにつれて、どんどん身体が重たくなってくる。「誰だって仕事はイヤなものだ」と言い聞かせても、憂鬱な気分が取れません。これって鬱の症状に似ているけどまさか…?
大型連休ではなくても、休み明けって「休みモード」から「仕事モード」の切り替えに思わずため息が出ちゃいませんか?休み明けに体調不良になることを「月曜病」「ブルーマンデー症候群」などと呼ぶそうです。
これは、生活リズムを休日から日常に戻すときのストレスや、普段よりも外食や間食が増えたことによる「調子」の変化が原因と考えられています。さらに、職種によっては休み中に仕事がたまっている場合も。そんなのって、考えるだけでも憂鬱になりますよね。
いわば休日は「理想」、仕事は「現実」。理想の生活をしていた人に、「明日から現実にもどれ!」なんて言ったって、すぐに適応できませんよね。「イヤ」と思うのが普通です。そして、この「イヤ」という気持ちが大きすぎると、それが身体の不良や鬱につながったって不思議ではないのです。
●鬱の症状チェック
鬱への理解が広まってきた昨今。それを「甘え」と呼ぶ人も少なくなってきました。だけど、まだまだ自分では「まさか自分に限って」と思っていませんか?「連休明けの仕事はイヤなものだ」「身体の調子が悪いのは気持ちのせいだ」なんて思わずに、なんだかいつもより憂鬱だなぁと感じたら、セルフチェックをしてみてください。
気分が重苦しく、泣きたくなる
いつもなら楽しいことが、気が進まない
食事がおいしくない
ちょっとしたことが不安で、どきどきする
いてもたってもいられない気分になる
ものごとを悪い方向に考えてしまう
いつもより目覚めが早い
いつもの時間に寝付けない
身体が疲れやすく、疲れがとれない
人の話や本の内容が頭に入ってこない
身体のあちこちが重たく感じる
消えたい、死にたいと感じる
いかがでしたか?上の項目でいくつかあてはまる人は、それをメモして医者に持っていきましょう。本来ならば仕事熱心で几帳面な人ほど、鬱になりやすいです。自分はお気楽なつもりでも、周りから見るとすごくまじめだ、なんていうこともあります。周囲の意見を聞いてみるのもいいかもしれません。
●連休明けにやる気を出すには
連休明け
鬱まではいかなくても、やはり連休明けはやる気がでない。私は、自他ともに認める適当な性格ですが、いや、だからこそ大型連休のラスト2日くらいから暗い気分になります。毎回、特になにも対策をせずに憂鬱な朝を迎えるわけですが、「連休明けにやる気を出すよう備える」ということを実践しているすばらしい人もいるみたいです。
連休明けの直前に次の休みの計画をたてる
これは「なるほど」と思いました。楽しみな予定があると仕事に行くときも少しだけハッピーになりますよね。それをいちばん憂鬱な休み明けに照準を合わせるわけです。外出の予定を作らなくても、新しい本やゲームを買って「次の休み用」にとっておくのもいいかもしれません。
タスクリストを作る
連休明けにするべきことを書き出して、リズムを無理やり仕事モードに戻します。「連休でリフレッシュした」という意識と「それによってリズムが途切れている」という意識をしっかりと把握することで、スイッチの切り替えがスムーズにできます。
太陽光で起きる
アラーム音で起きるよりも、太陽光の方が気分よく目覚めることができます。朝、アラーム音にイライラする人も多いのでは?その日はカーテンの隙間を少し開けておいて、自然の光で起きてみてください。
休み明けからキビキビと仕事をしている人をみて「すごいなぁ」と思っていましたが、もしかしたらその人もそれ相応の工夫をしているのかもしれません。ちょっと反省しつつ、実践してみようと思います。