本当の友達は、多くの場合、若いときからの年来の友人、学校時代あるいは二十歳前後のいわゆる青春時代からの友人です。大人になってから、殊に三十歳を過ぎてから、心からの親友を見いだすことは、ないことはないでしょうが、なかなか困難なことです。わたしの場合でも、親友の大部分は学生時代からの友人です。だから学生時代に、あるいは二十歳前後の若いときによい友人を発見することは極めて大事なことですが、なぜ若いときの友人が一生の友人になることが多く、それに比べて大人になってからでは親友ができにくいか、このことを考えてみると、友情とは何かがかなりはっきりしてくると思います。
その人の存在だけでこちらが慰められ励まされるような友達、生涯続いて変わらない美しい友情、こういったものが若いときに作られることが多いということは、そういう若い時代には各自が素直に人生に直面しており、したがって素直な自己をさらけ出して生きているので、心と心が素直に触れ合うことが多いからでしょう。言い換えれば、青春の時代にあっては、打算的?功利的な考えで人と交際することが、大人の社会に比べて少ないからでしょう。
真正的朋友,多是青年时代就开始交往的、多年的友人,也就是学生时代或20岁上下的所谓青年时代的友人。成人以后,特别是过了30岁以后,找到内心相通的知心朋友,即使可能也是相当地困难。就像我吧,大部分知心朋友都是学生时代的友人。所以在学生时代或者说20岁上下的青年时代能找到知心朋友是极其重要的。那么,为什么年青时的朋友大多容易成为终生的朋友。而长大以后的朋友就难了呢?如果我们能仔细琢磨一下这个问题,我们就可以弄清楚友情到底是什么。
只要他存在,我就觉得一种宽慰与鼓励。这类朋友,拥有终生不渝的最美好的友情,这种感情大多是在青年时代才能形成。原因大概就是在青年时代,各自都能坦诚地直面人生,相应地,每个人都以真实的自我生活着,所以心与心的真诚接触就会多一些。换句话说,与成人社会相比,在青年时代所遇到的、以自私、功利的思想与人交往的人要少许多。