少子社会
日本の経済企画庁は1992年11月に1992年版『国民生活白書』を発表しましたが、そのとき、副題に「少子社会」という言葉を用いました。女性が一生の間に産む子どもの数(合計特殊出生率)は1970年代から減少し始め、1991年には1.53人と史上最低の数字を示しました。そこから経済企画庁が造語したのです。この急激な出生率の低下によって、近い将来、子どもや若者の少ない社会になるでしょう。
厚生労働省の推計では、現在の日本の人口1億2000万人が21世紀末には7000万人を下回るかもしれないそうです。『国民生活白書』では、近い将来、若者が少なく高齢者が多いアンバランスな社会になると、国の活力が失われるのではないかと指摘しています。
子どもをあまり産まない理由には、さまざまなものが考えられます。男女ともに結婚年齢が上昇していること、結婚しない男女の増加、育児の精神の負担、子どもの将来への不安、教育費の増大、仕事と家事、育児の両立の難しさなどです。
特に、最近は女性が独身で生活しやすくなっています。それに比べて、結婚生活は独身時代と比較して不自由になるので、結婚しなくてもいいという考え方が増えています。こうした考えの女性が増えると、本当に子どもの少ない社会になってしまうでしょう。
注釈:
造語(ぞうご)「名?自サ」创造(的)新词语
急激(きゅうげき)「形動」急剧
厚生労働省(こうせいろうどうしょう)「名」厚生省(日本政府主管卫生福利的部门)
下回る(したまわる)「自五」低于,在……以下
指摘(してき)「名?他サ」指出
両立(りょうりつ)「名?自サ」两立,并存,同时成功
問題:
「少子社会」という言葉を造語したのはだれですか。
1、厚生労働省
2、経済企画庁
3、若者
4、独身の女性
近い将来、日本はどのような社会になるでしょうか。
1、こどもや若者の少ない社会
2、人口バランスのとれた社会
3、男女が結婚しない社会
4、女性が独身で生活しやすい社会
答案:2,1
参考译文:
少子社会
日本的经济规划厅在1992年11月发表了1992年版的“国民生活白皮书”,而在那个时候,副标题使用了“少子社会”这样的词汇。女姓一生中产下的孩子数(合计了特殊出生率)从1970年开始减少,1991年以1.53人出现了历史最低数字。由此经济规划厅创造了新词。因为急剧下降的出生率,在不久的将来,会变成孩子和年轻人都很少的社会吧。
据说关于厚生省的推算,现在日本人口的1亿2000万人到了21世纪末可能会低于7000万人。对于国民生活白皮书,指出了在不久的将来,到了年轻人少了老年人多了的不平衡的社会时,社会的活力不是会丧失了吗?
对不怎么生孩子的理由,考虑到的东西有很多,男女结婚的年龄上升了,不结婚的男女增加了,育儿的精神负担,对孩子们未来的不安感,教育费的增高,工作和家务,育儿并存的困难等等。
特别的,最近女姓独身地生活变容易了。与此相比,因为结婚生活与单身时代比较之下的不自由,觉得即使不结婚也很好的这种想法人增加起来了。这样想的女姓一增加,的确将会沦为孩子稀少的社会吧。