私が、1年生の図工の授業の時のことです。ねん土を使ってうさぎを作っていました。その時、いつも私にいじわるをする友達が、私の作ったうさぎを持ち去っていきました。以前にも、物を取られたり、たたかれたりしていたのですが、言い返してまた何かされるのがこわかったので、ずっとがまんしていました。しかし、私は、
「取らんでよ。早く返してよ」
と、その時初めて勇気を出してその友達に、泣きながらどなりました。うさぎはグチャグチャになって返ってきましたが、どなった後は、私のモヤモヤとした気持ちがスーッとなくなりました。
今では、その友達に限らず、他の友達に対しても、いやな時はいつでもいやという気持ちを伝えられるようになりました。そのせいか、いじわるな友達も、このごろは物を取ったりたたいたりしません。あの時自分の気持ちを伝えていなかったら、今も物を取られているかもしれません。あの時、勇気を出して言ってよかったと思いました。
これからも勇気を出して、いろいろな事に挑戦していきたいと思います。また、自分自身のことだけでなく、友達や妹や下級生たちが何かで困っていたら、勇気を出して助けてあげられるようにもなりたいです。