二、面接の準備
応募者にとって、面接は採用側に専門知識と総合素質をチェックされる場でもあるため、面接中は高度に緊張したり、ひいては訊問される感じさえあります。そのため、応募者は不利な局面に陥りがちですが、そのような局面を避けるためには事前に以下のような準備を真面目にしておきましょう。
1.応募会社についての調査
面接前にできるだけ多く応募会社のデータを集めるようにしましょう。覚えておきたいことは、履歴書を投函する前に説明会や会社のパンフレッド、会社ホームページなどで手に入れた情報だけでは、決して足りないということです。この他に、経営状況、業務の特徴、ポストの設置と職責、人員構成、昇進制度、給与福祉や、応募会社が属している業界のことなど、その会社に関するあらゆることを調べておかなければなりません。応募会社に関する十分なデータを持っていれば、面接の成功に役立つばかりでなく、採用承諾をもらった時にそれを受け入れるかどうか判断する根拠にもなります。
これらのデータを集めるのはそれほど容易なことではありません。とはいえ、収集ルートはやはりいろいろあります。インターネットを利用すれば、その会社や製品に関する様々な情報が手に入りますし、また、周りの友人や先輩、或いは他の知り合いを通じて、違った側面からその会社の客観的な事情を知ることもできます。