【聴解練習】
問題一
正しいグラフはどれですか。
最近、日本では会社や家庭でお茶を入れることが少なくなりました。その代わりに、ペットボトルに入った緑茶飲料の販売量が伸びています。平成8年の頃には、ウーロン茶や紅茶の飲料が緑茶飲料を上回っていました。しかし、平成10年から緑茶飲料の販売量が急激に伸びて、平成12年以降ウーロン茶や紅茶の飲料を追い越しました。今では緑茶飲料が一番良く売れています。
問題二
二人は何を飲みますか。
男:暑い。なんか冷たいものでも飲もうよ。
女:冷蔵庫にアイスコーヒーとアイスティーがあるわよ。
男:ちょっと早いけど、ビールがいいな。
女:あら、今夜は仕事でしょう。
男:あと四時間もあるから、大丈夫だよ。
女:ダイエット中じゃなかったの。ビールはカロリーが高いわよ。
男:そうだな。じゃ、アイスコーヒーは昼飲んだから。
女:そうね。お茶のほうにしましょう。
1.アイスティー。
2.ビール。
3.アイスコーヒー。
4.アイスティーとビール。
【インターチェンジ】
お茶には発酵の程度によって、緑茶、ウーロン茶、紅茶などがあります。緑茶はお茶を発酵させませんが、ウーロン茶は半発酵茶、紅茶は発酵茶です。緑茶は発酵していないために、ビタミンCを多く含んでいます。10杯の緑茶で、一日に必要なビタミンCが取れるそうです。ただし、ビタミンCはお湯の中に長く置くと壊れてしまうので、お茶を入れたら、早く飲んだほうがいいでしょう。
お茶にはコーヒーと同じようにカフェインが含まれています。カフェインには眠気を覚まして頭をはっきりさせたり、胃腸の働きを活発にする効果があり、二日酔いにも効きます。このほかに、最近の研究では、緑茶には殺菌作用のある成分が含まれていて、風や食中毒などを予防できると言われています。
お茶は昔から、世界各国で、いろいろな飲み方で飲まれています。疲れた時に、一杯のお茶を飲んでリラックスするのは、祖先から伝わる素晴らしい生活知恵なのです。