新世纪日本语教程第27課 お金は万能か
改革開放以来、中国の経済は発展し、市民生活も豊かになった。それで同時に、一部の人の間に拝金主義の風潮が出てきたのも事実である。
お金があれば、確かに、広くて立派な家に住める。ドイツ製の高級車でドライブして、毎日、おいしい料理が食べられる。イタリア製の靴を履くこともできる。スイス製の時計も買える。海外旅行にも自由にいける。家事が面倒なら、人に任せることもできる。
しかし、お金では決して買えないことがある。それは学問や人の心である。たとえどんなにお金持ちでも、一生懸命勉強しない限り、知識を身に付けることはできない。また、持つべき知識も持たず、善悪の判断もできず、大金を浪費することしかできないような人は、魅力的な人物と言えるだろうか。また、人は相手はお金持ちだというだけで、その人と結婚するだろうか。
誠実で、強い意志お持ち、正しい判断ができる人。知性とユーモアと寛容な精神を持っている人。そんな人が本当の友人や温かい家庭を持つことができて、幸せになれるのではないだろうか。