それお皿の絵柄よ
足のケガで中クラスの総合病院に入院しましたが、検査の結果、血糖値が三00以上もあるので、手術はできないという。糖尿病とはいえ、これじゃ高すぎる。手術をしても、出血が止まらないとか、バイ菌が入りやすいとか、化膿しやすいとか、まず血糖値を下げる治療が必要ということになりました。
いずれ手術をするため、入れられた部屋は、外科の六人部屋。そこまではいいのですが、食事の時間になるととても切ない思いをするのです?
始めは、一日一六00カロリー.すぐに一三五0カロリーに下げられました。ご飯はパラパラ、一粒ごとに数えられるほどで、茶碗の底にチュビ。食事制限の病人には、小さなご飯茶碗を使用できないものですかね?
同室の外科の患者は?すごい量。内容も豊か。「今日はハンバーグだ。」などと皆が言うときは?こちらはカサカサのトリ肉。味付けもなく、最も好みとする焼き鳥のトリ皮の部分は、剥ぎ取られてボロボロ。「今日は刺身だ。」と言えば、カレイの煮物がほんの一切れ。「五目めしだ、バラ鮨だ。」という日でも、私ひとり「白飯」チョロリ。
ときに、小さなハンバーグが出て?喜び勇んでいると、手が震えて床へ落としてしまいました?あとは、ホーレンソウとハンペンが残るのみ。
食後、看護婦が体温をとりにきて「お食事全部食べましたか?残しちゃよくなりませんよ」と言う。私にはさすが聞く気はない。健康回復を期す患者と食事制限者とは、別の部屋にならないのかな。
皿の中の野菜類一つ残さず食べるしかない?皿にこびりついている葉っぱを、一生懸命つついて苦労していると?そばから女房が笑った。
「お父さん、それお皿の絵柄よーー」
因为脚伤,住进了一所中型综合医院。经检查,血糖值高达三百多,所以不能做手术。虽说自己又糖尿病,但血糖的确太高了。这种情况下手术,会有种种不利,诸如出血不止,细菌容易侵入,容易化脓等,所以首先必须进行降血糖的治疗。 因为迟早要做手术,所以被安排进了一间6人住的外科病房。住到这里倒也无所谓,但一到开饭的时间就惨了。
开始是,规定每天食物的热量为1600卡路里,可马上就被降为每天1350卡路里。饭稀稀落落就碗底那么一点点,几乎每粒都数得清。我暗想,对限制饮食的病人难道就不能用小一点的饭碗吗?
给同病房外科患者提供的饭菜量特别大,花色品种也多。“今天吃汉堡牛肉饼了!”当大家这么说时,我这里确是干巴巴的鸡肉,没滋没味,而且我最喜欢吃的烤鸡肉串的鸡皮部分也被剥了下去。“今天吃生鱼片!”人家这么说时,给我的却是小小的一段炖蝶鱼。即使在大家嚷着“吃什锦饭了!吃什锦寿司了!”的时候,唯独我只是一点点白米饭。
偶尔,给了一小块汉堡牛肉饼,我激动不已,手颤抖起来,竟把肉饼掉在了地板上,结果剩下的只有菠菜和鱼肉山芋方饼了。
饭后,护士来量体温,问道:“饭菜都吃了吗?剩下病可不能好啊!”对她的话,我懒得回答,心想:以恢复健康为目的的患者和控制饮食的患者不能分开住吗?
在这种情况下,我只好把盘子里蔬菜之类的东西吃的不剩一根一叶。一次,当我拼命地想吃掉粘在盘子上的一片菜叶时,旁边的妻子笑了起来:
“他爸,那是盘子上的图案啊……”