昔から、馬は大切な動物だった。人は馬に荷物を運ばせた。駅という字はもともと馬を乗り換える所という意味だった。馬は人よりずっと速く走れるので物や情報が速く、広く伝えられた。 しかし、20世紀の初めに自動車が発明されて馬の代わりをするようになった。自動車は馬より力とスピードがある。いま、人は楽しみのために馬を競走させたり、サーカスでいろいろな芸(げい)をさせたりしている。趣味で馬に乗る人がいるが、車に乗る人のほうが多い。馬を見る機会は少なくなった。 でも、走る馬の美しい姿は今も人の心を捉まえる。これからもずっと馬は人にとって大切な動物だろう。