季節や天候などの挨拶のことです。本来手紙では、時候の挨拶で冒頭に季節の風情を表す挨拶として「初夏の候」や「晩秋の候」などを使います。しかしビジネスではもっぱら、「時下」が四季に関係なく通年の時候の挨拶としてよく使用されています。「時下」はもともと、「今現在」や「この頃」という状態を表現する言葉です。そして時下の次に使用される「ますます」は、相手の安否や調子を尋ねる言葉として「ますます○○でしょうね」という意味で使用されます。
<例文>
・拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。