浮世絵とは、江戸時代に発達した版画絵の事です。浮世絵には当時人気のあった花魁〔おいらん〕(※)や歌舞伎役者、風景などその時代の様々な風俗が 描かれています。また、初期の浮世絵は単色刷りしかできなかったため、彩色には筆を用いていましたが、1765年鈴木春信らによって多色刷が考案され、極 彩色の浮世絵が刷られるようになりました。この多色刷り浮世絵を「錦絵〔にしきえ〕」と呼びます。※花魁…吉原の遊女の中で、最も位が高い遊女(太夫)のこと。江戸時代、遊女は何千人といましたが、花魁になれるのは数人だったといいます。
浮世絵