「大国主様、私はなよなよとしおれた草のような女。
私の心は渚の水鳥のよう。
今は水鳥のように身勝手に振舞っていますが、いずれあなたの鳥になりましょう。
だから鳥たちを叩き殺すだなんて真似はやめてくださいね。」
という歌を詠んだと伝わり聞いています。
さらに、
「山に太陽が隠れて夜になったら、いらしてください。
朝日のように晴れやかな顔でいらしてください。
コウゾで編んだ綱のように真っ白な私の腕、淡雪のような私の胸を、
しっかり抱きしめて、
玉のように美しい私の手を枕にして、足を伸ばして、ゆっくり休みましょう。
だからあんまり焦らないでくださいね。大国主様」
という歌を詠んだと伝わり聞いています。
そんなわけで、その夜はふたり逢うことはなく、翌晩ふたりは逢ったのでした。
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