第13期 お話というのは……

登場人物：

黒沢京子：女、40代、病院の理事長

広瀬美智：女、25.6歳、その息子光の担任先生

 

「広瀬先生が控え室【ひかえしつ、休息室，等候室】で待っているところへ、光の母黒沢が部屋に入ってくる。」

黒沢：お待たせいたしました。（じっと広瀬先生を見つめる「盯着，注视」）あ、すみません、あんまり若しくてきれいな方だから。

広瀬：あ、いえ。

黒沢：驚かれたでしょう。（１）どうぞ。あたしみたいなのが理事長で。

広瀬：はい。いえ、そういう意味では。。。

黒沢：主人が亡くなってから、経営の方をやってるだけなんですが。。。

広瀬：あ、そうなんですか。。。

黒沢：それで？お話というのは。。。。

広瀬：あの、実は、よろしければ、光君が転校【てんこう、转学】してきた理由を教えていただけないかと思いまして、前の学校で不登校「ふとうこう、不上学」になったんですよね。

黒沢：あ、先生はなにも心配なさらなくても結構です。

広瀬：どういうことですか。

黒沢：聞いてらっしゃらないんですか。光が問題を起こしたり、出席日数が足りなくても、卒業させていただけるのを条件に、お宅の学校に転校したんです。

広瀬：あ、そのことは、光君は。。。

黒沢：もちろん、知りません。光にはなにがあっても、夫が残したこの病院を継いでもらわなきゃなりません。そのためには優秀な家庭教師もつけています。失礼を言い方かもしれませんが、高校は卒業できればどこでもかまわないんです。

広瀬：担任も、誰でもかまわないって言うことですか。

黒沢：ふふ。。。今後は、もう光のことで、わざわざいらっしゃらくても結構ですから。

広瀬：お返しします。（２）

黒沢：どうして、先生が？

広瀬：授業中に鳴った「なる、响，发出声音」ので、没収「ぼっしゅう、没收」しました。.

黒沢：あ、そうですか

広瀬：失礼します。

 

解説：

（1）驚かれたでしょう。

れ是敬语助动词れる的连用形，敬语助动词れる接在五段动词未然形后面，对动作的主语表示尊敬的意思。该句主语あなた被省略。

 

（２）お返しします。

お返しします是返す的自谦表达形式。常以お+动词连用形+「します（いたします）」的形式来表示。