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第13章 アンブリッジのあくどい罰則(19)

时间: 2023-05-30    进入日语论坛
核心提示:『消しょう失しつ呪じゅ文もん』を練習する時間もなく、夢日記は一つも夢を書かず、ボウトラックルのスケッチも仕上げず、レポー
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『消しょう失しつ呪じゅ文もん』を練習する時間もなく、夢日記は一つも夢を書かず、ボウトラックルのスケッチも仕上げず、レポートも書いていなかった。翌朝ハリーは朝食を抜かし、一時間目の「占うらない学がく」用にでっち上げの夢をいくつか走り書きした。驚おどろいたことに、ボサボサ髪がみのロンもつき合った。

「どうして夜のうちにやらなかったんだい」

何か閃ひらめかないかと、きょろきょろ談だん話わ室しつを見回しているロンに、ハリーが聞いた。ハリーが寮りょうに戻ったとき、ロンはぐっすり寝ていた。ロンは、「ほかのことやってた」のようなことをブツブツ呟つぶやき、羊よう皮ひ紙しの上に覆おおいかぶさって、何か書きなぐった。

「これでいいや」ロンはピシャッと夢日記を閉じた。「こう書いた。僕は新しい靴くつを一足買う夢を見た。これならあの先生、へんてこりんな解かい釈しゃくをつけられないだろ」

二人は一いっ緒しょに北塔きたとうに急いだ。

「ところで、アンブリッジの罰則ばっそく、どうだった 何をさせられた」

ハリーはほんの一いっ瞬しゅん迷ったが、答えた。「書き取り」

「そんなら、まあまあじゃないか、ん」ロンが言った。

「ああ」ハリーが言った。

「そうだ――忘れてた――金曜日は自由にしてくれたか」

「いや」ハリーが答えた。

ロンが気の毒そうに呻うめいた。

その日もハリーにとっては最悪だった。『消失呪文』を全然練習していなかったので、「変へん身しん術じゅつ」の授業では最低の生徒の一人だった。昼食の時間も犠牲ぎせいにしてボウトラックルのスケッチを完成させなければならなかった。その間、マクゴナガル、グラブリー‐プランク、シニストラの各先生は、またまた宿題を出した。今夜は二回目の罰則ばっそくなので、とうていその宿題を今こん晩ばん中じゅうにやり終える見込みはない。おまけに、アンジェリーナ・ジョンソンが夕食のときにハリーを追い詰つめ、金曜のキーパー選抜せんばつに来られないとわかると、その態度たいどは感心しない、選手たるもの何を置いても訓練を優先ゆうせんさせるべきだ、と説せっ教きょうした。

「罰則を食らったんだ」アンジェリーナが突つっけんどんに歩き去る後ろから、ハリーが叫さけんだ。「僕がクィディッチより、あのガマ婆ばばぁと同じ部屋で顔つき合わせていたいとでも思うのか」

「ただの書き取り罰ばつだもの」

ハリーが座り込むと、ハーマイオニーが慰なぐさめるように言った。ハリーはステーキ・キドニー・パイを見下ろしたが、もうあまり食べたくなかった。

「恐ろしい罰則じゃないみたいだし、ね……」

ハリーは口を開いたが、また閉じて頷うなずいた。ロンやハーマイオニーに、アンブリッジの部屋で起こったことをどうして素直に話せないのか、はっきりわからなかった。ただ、二人の恐きょう怖ふの表情を見たくなかった。見てしまったら、何もかもいまよりもっと悪いもののように思えて、立ち向かうのが難しくなるだろう。それに、心のどこかで、これは自分とアンブリッジの一対一の精神的戦いだという気がしていた。弱音よわねを吐はいたなどとアンブリッジの耳に入れて、あいつを満足させてなるものか。

「この宿題の量、信じられないよ」ロンが惨みじめな声で言った。

「ねえ、どうして昨日きのうの夜、何にもしなかったの」ハーマイオニーがロンに聞いた。「いったいどこにいたの」

「僕……散歩さんぽがしたくなって」ロンがなんだかこそこそした言い方をした。

隠し事をしているのは自分だけじゃない、とハリーははっきりそう思った。


  他没有时间练习消失咒,做梦日记里一个梦也没有记录下来,护树罗锅的草图还没有画完,那么多篇论文一篇也没有写。
  第二天早上,他没吃早饭,匆匆忙忙地编造了两个梦,草草写下来,准备拿到上午第一节的占卜课上交差。他吃惊地发现罗恩衣冠不整,蓬头垢面,也在临时抱佛脚。
  “你昨天晚上怎么没做呢?”哈利问道,罗恩漫无目标地在公共休息室里东张西望,寻找灵感。昨夜哈利回到宿舍时,他已经沉沉地睡着了。听了哈利的问话,他嘀咕了一句,像是“干别的事情了”,然后埋头在羊皮纸上划拉了几行字。
  “这肯定能对付了,”他啪地合上日记本说道,“我说我梦见我在买一双新鞋,这下子她总编派不出离奇的算命鬼话了吧?”
  他们一起匆匆赶往北塔楼。
  “对了,在乌姆里奇那里关禁闭怎么样?她叫你做什么了?”
  哈利迟疑了一刹那,说:“写句子。”
  “那倒不算太糟糕,是吧?”罗恩说。
  “是啊。”哈利说。
  “哟——我忘记了——她准你星期五的假了吗?”
  “没有。”哈利说。
  罗恩同情地叹了口气。
  对哈利来说,这又是很难熬的一天。变形课上他是表现最差的几个人之一,因为他根本就没有练习消失咒。午饭时间他不得不放弃休息,把护树罗锅的那张草图画完。这还不算,麦格、格拉普兰和辛尼斯塔教授又给他们布置了一大堆家庭作业,他根本不可能在当天晚上完成,因为他还要到乌姆里奇那里去进行第二次关禁闭。更糟糕的是,安吉利娜·约翰逊听说他不能参加星期五选拔守门员的训练,就在吃晚饭的时候又找到他,告诉他说,她对他的态度很不满意,她希望每个打算留在球队的人都应把训练放在一切活动的首位。
  “我在关禁闭!”她昂首挺胸地走开时,哈利冲着她的背影嚷道,“你以为我不愿意去打魁地奇球,情愿跟那个老癞蛤蟆关在一间屋子里吗?”
  “还好,只是写写句子,”赫敏安慰他道,哈利一屁股坐在板凳上,低头望着面前的牛排腰子馅饼,他现在已经没有多少胃口了,“看起来倒不算是很可怕的惩罚——”
  哈利张了张嘴又闭上了,随即点了点头。他也不明白自己为什么不想把乌姆里奇办公室里发生的一切告诉罗恩和赫敏。他只知道他不想看到他们脸上惊恐的表情,那只会使事情显得更加糟糕,因而也就更难面对。他还隐隐约约地感到,这是他和乌姆里奇之间的事情,是一场秘密的意志较量,他不想让她听到他在哭诉埋怨并因此而感到快意。
  “真不敢相信我们有这么多家庭作业要做。”罗恩烦恼地说。
  “那你昨天晚上干吗什么都不做呢?”赫敏问他,“你到底上哪儿去了?”
  “我——我当时想散散步。”罗恩闪烁其词地说。
  哈利有一个很清楚的感觉:此刻隐瞒事情真相的不止他一个人。
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