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第13章 アンブリッジのあくどい罰則(23)

时间: 2023-05-30    进入日语论坛
核心提示:金曜の夜明けもそれまでの一週間のようにぐずぐずと湿っぽかった。ハリーは大広間に入ると自然に教きょう職しょく員いんテーブル
(单词翻译:双击或拖选)

金曜の夜明けもそれまでの一週間のようにぐずぐずと湿っぽかった。ハリーは大広間に入ると自然に教きょう職しょく員いんテーブルを見るようになっていたが、ハグリッドの姿を見つけられるだろうと本気で思っていたわけではない。ハリーの気持はすぐにもっと緊きん急きゅうな問題のほうに向いていた。まだやっていない山のような宿題、アンブリッジの罰則ばっそくがまだもう一回あるということなどだ。

その日一日ハリーを持ちこたえさせたのは、一つにはとにかくもう週末だということだった。それに、アンブリッジの罰則最終日はたしかにおぞましかったが、部屋の窓から遠くにクィディッチ競技場が見える。うまくいけば、ロンの選抜せんばつの様子が少し見えるかもしれない。たしかに、ほんの微かすかな光こう明みょうかもしれない。しかし、いまのこの暗さを少しでも明るくしてくれるものなら、ハリーにはありがたかった。この週は、ホグワーツに入学以来最悪の第一週目だった。

夕方五時に、これが最後になることを心から願いながら、ハリーはアンブリッジ先生の部屋のドアをノックし、「お入り」と言われて中に入った。羊よう皮ひ紙しがレースカバーの掛かかった机でハリーを待っていた。先の尖とがった黒い羽は根ねペンがその横にあった。

「やることはわかってますね、ミスター・ポッター」アンブリッジはハリーにやさしげに笑いかけながら言った。

ハリーは羽根ペンを取り上げ、窓からちらりと外を見た。もう三センチ右に椅子をずらせば……机にもっと近づくという口実で、ハリーはなんとかうまくやった。こんどは見える。遠くでグリフィンドール・クィディッチ・チームが、競技場の上を上がったり下がったりしている。六、七人の黒い影が、三本の高いゴールポストの下にいる。キーパーの順番が来るのを待っているらしい。これだけ遠いと、どれがロンなのか見分けるのは無理だった。


  星期五早晨,天色还是和这星期的前几天一样阴沉而潮湿。哈利走进礼堂时,尽管还是习惯性地朝教工桌子扫了一眼,但实际上已经对看到海格不抱什么希望了。他立刻就把思路转到了一些更加迫在眉睫的事情上,比如必须完成的堆积如山的家庭作业,还有必须再到乌姆里奇那里去关一次禁闭。
  那天有两件事情给了哈利一些信心。一是他想到马上就要到周末了,二是尽管最后一次到乌姆里奇那里关禁闭肯定会很恐怖,但从她办公室的窗户能远远地看见魁地奇球场,如果运气好,说不定还能多少看见一点罗恩的选拔情况呢。当然,这些都是十分渺茫的希望之光,可是哈利目前的处境一片黑暗,但凡有什么事情能带来一点点光亮,他都会感到欣慰。他在霍格沃茨还从未经历过比这更糟糕的开学第一个星期呢。
  那天傍晚五点钟。他敲响了乌姆里奇教授办公室的门——他满心希望这是最后一次。乌姆里奇喊他进去,在铺着花边的桌子上,那张空白羊皮纸已经在等着他了,旁边放着那支尖利的黑色羽毛笔。
  “你知道该怎么做,波特先生。”乌姆里奇说,一边嗲兮兮地冲他笑着。
  哈利拿起羽毛笔,朝窗外望了一眼。只要把椅子再往右边挪一两寸——他假装往桌子跟前挪了挪,做到了这一点。现在他能远远地看见格兰芬多魁地奇球队的队员们在球场上飞来飞去的身影了,三根高高的球门柱底下站着六七个黑乎乎的人影,显然在等着当守门员。离得太远了,不可能看清哪一个是罗恩。
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