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第19章 ライオンと蛇 The Lion and the Serpent(4)

时间: 2023-06-05    进入日语论坛
核心提示:ハリーが一つだけ本当に心配だったのは、競技場に入る前からロンを動揺どうようさせようというスリザリン・チームの作戦に、ロン
(单词翻译:双击或拖选)

ハリーが一つだけ本当に心配だったのは、競技場に入る前からロンを動揺どうようさせようというスリザリン・チームの作戦に、ロンがどれだけ耐たえられるかということだった。ハリーはもちろん、この四年間、スリザリンのいやがらせに耐えなければならなかった。だから、「おい、ポッティ、ワリントンがこの土曜日には、必ずお前を箒から叩たたき落とすって言ってるぞ」と囁ささやかれても、血が凍こおるどころか笑い飛ばした。「ワリントンは、どうにもならない的外まとはずれさ。僕の隣となりの誰かに的を絞しぼってるなら、もっと心配だけどね」ハリーがそう言い返すと、ロンとハーマイオニーは笑い、パンジー・パーキンソンの顔からはニヤニヤ笑いが消えた。

しかし、ロンは容赦ようしゃなく浴あびせられる侮ぶ辱じょく、からかい、脅おどしに耐えた経験がなかった。スリザリン生が――中には七年生もいて、ロンよりずっと体も大きい生徒もいたが――廊下ですれ違いざま、「ウィーズリー、医務室のベッドは予約したか」と呟つぶやいたりすると、ロンは笑うどころか顔が微び妙みょうに青くなった。ドラコ・マルフォイが、ロンがクアッフルを取り落とすまねをすると互いに姿が見えるとそのたびに、マルフォイはそのまねをした、ロンは、耳が真まっ赤かに燃え、両手がぶるぶる震ふるえ、そのとき持っているものが何であれ、それを落としそうになった。

十月は風の唸うなりと土ど砂しゃ降ぶりの雨の中に消え、十一月がやって来た。凍いてついた鋼はがねのような寒さ、毎朝びっしりと降おりる霜、剥むき出しの手と顔に食い込むような氷の風を連れてきた。空も、大広間の天井も真珠しんじゅのような淡あわい灰色になり、ホグワーツを囲む山々は雪をいただいた。城の中の温度が急きゅう激げきに下がり、生徒の多くは教室を移動する途と中ちゅうの廊下ろうかで、防ぼう寒かん用ようの分厚ぶあついドラゴン革がわの手袋をしていた。

試合の日は、寒い眩まぶしい夜明けだった。ハリーは目を覚ますとロンのベッドを見た。ロンは上半身を直立させ、両腕で膝ひざを抱え、空くうを見つめていた。

「大だい丈じょう夫ぶか」ハリーが聞いた。

ロンは頷うなずいたが、何も答えなかった。ロンが誤あやまって自分に「ナメクジげっぷの呪のろい」をかけてしまったときのことを、ハリーは思い出さざるをえなかった。ちょうどあのときと同じように、ロンは蒼あおざめて冷汗ひやあせをかいている。口を開きたがらないところまでそっくりだ。

「朝食を少し食べれば大丈夫さ」ハリーが元気づけた。「さあ」

二人が到とう着ちゃくしたとき、大広間にはどんどん人が入ってきていた。いつもより大きな声で話し、活気に溢あふれている。スリザリンのテーブルを通り過ぎるとき、ワーッとどよめきが上がった。ハリーが振り返って見ると、いつもの緑と銀色のスカーフや帽子ぼうしのほかに、みんなが銀色のバッジをつけていた。王冠おうかんのような形のバッジだ。どういうわけか、みんながどっと笑いながらロンに手を振っている。通り過ぎながら、ハリーはバッジに何が書いてあるか読もうとしたが、ロンがテーブルを早く通り過ぎるように気を使うほうが忙いそがしく、立ち止まって読んではいられなかった。


  唯一真正让哈利担心的是,罗恩在进球场之前就让斯莱克林队的战术搞慌了。哈利当然已经听惯了他们吹了四年多的牛皮,所以像“嘿,波特,我听到沃林顿发誓说星期六要把你从扫帚上撞下去”这样的话根本不会让他胆战心惊,只会让他笑笑而已。“沃林顿的准头那么差,如果他要撞的是我旁边那个人,我会更担心一些。”他的反驳让罗恩和赫敏哈哈大笑,潘西·帕金森脸上得意的笑容消失了。
  但罗恩没有经受过这种侮辱、讥讽和恫吓的无情攻势。当一些斯莱特林的学生(其中有比他大得多的七年级学生)在走廊里低声说:“在校医院订好床位了吗,韦斯莱?”他没有笑,而是脸色有点发绿。当德拉科·马尔福模仿罗恩漏接鬼飞球(每当他们见面时,他都会这么做)时,罗恩耳根通红,双手发抖,手上拿着什么都会掉。
  十月在狂风暴雨中结束,十一月来临了,寒如冻铁,每天早晨都是一层坚霜,冰冷的风割着手和面颊。天空和礼堂的天花板变成了淡淡的蓝灰色,霍格沃茨周围的群山戴上了雪帽,城堡里的气温下降了那么多,课间在走廊上休息时,许多学生都戴着厚厚的龙皮手套。
  比赛那天的清晨天气晴朗而寒冷。哈利醒过来看看罗恩的床,见他坐得笔直,手臂抱着膝盖,目光呆滞。
  “你没事吧?”哈利问。罗恩点点头,但没有说话。哈利不禁想起罗恩不慎对自己施了吐鼻涕虫咒的情景,他看上去和当时一样,面色苍白,汗津津的,且不说同样不肯张嘴说话。
  “你需要吃点早饭,”哈利鼓励地说,“走。”他们走进礼堂时,里面的人正迅速满起来,说话声比往常更响,气氛也更热烈。他们走过斯莱特林餐桌时,听见了一阵喧哗。哈利环顾左右,看到几乎每人都在银绿相间的围巾和帽子之外戴着个皇冠状的银徽章。哈利想看清徽章上是什么字,但他急于带罗恩赶快走过这张餐桌,没来得及细看。
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