砂が鳴く。そう、歩くと、キュッキュッと、まるで、砂が鳴いているような音が聞こえます。
これらの海岸の砂は、シンギング・サンドと呼ばれる、石英質の真っ白な砂なのだそうです。
白砂青松(はくしゃせいしょう)という言葉どおりの真っ白な砂と、深い緑の松林が続く美しい海岸。そこで、砂たちはうれしそうに歌っていたのでしょう。
今は、砂の表面が汚れてしまい、昔に比べて、鳴いたり歌ったりしなくなっているそうです。
鳴き砂が鳴かなくなってしまった今、きっと地球が泣いているのではないでしょうか。