高木文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、群馬県桐生市で小学6年生の女の子が自殺した問題で、学校側がいじめがあったと認めたことを受けて、学校でのいじめ対策を早急に検討すべきだという考えを示しました。
先月、群馬県桐生市で小学6年生の女の子が自殺したことについて、学校側は8日、いじめがあったことを認める一方で、いじめと自殺の関連については「直接結びつく原因は特定できない」とする調査結果をまとめました。これについて、高木文部科学大臣は「女の子が昼食を1人で食べていたということが学校で報告されているが、教師が連携を取っていればわかることだ。いじめについては、早期発見に対して日ごろから十分に注意する必要がある」と述べました。そのうえで、高木大臣は、今後の対策について「学校全体で取り組み、子どもひとりひとりにいじめは許さないと指導することが何よりだ。これまでのいじめ対策が機能しているかどうかを、もう一度、早急に検討する必要があると思う」と述べました。