宮城県の金華山沖でサバの水揚げが最盛期を迎え、地元の漁業者などは、脂がのった大型のサバを「金華さば」として全国に売り出すことにしています。
宮城県の牡鹿半島の先端にある金華山の沖は、黒潮と親潮が交わる良好な漁場として知られ、この時期はサバの水揚げが盛んに行われます。地元では、この時期に金華山沖と周辺の海域でとれる脂がのった大型のマサバを「金華さば」として売り出しています。8日は、石巻市の魚市場で「金華さば」を売り出している団体の代表がシーズンの到来を宣言し、「金華さば」の認証シールを買い受けた人に手渡しました。このあと試食会が行われ、関係者が新鮮なサバの刺身に舌鼓を打っていました。「金華さば」を売り出している団体の須能邦雄さんは、「ことしはサバの南下が遅れて心配していましたが、やっとシーズンが来てほっとしています。ぜひ、多くの人に食べてもらいたいです」と話していました。8日に水揚げされた「金華さば」は全国各地に出荷されます。