アメリカでは、25日に「感謝祭」の祝日を迎え、ニューヨークのマンハッタンでは毎年恒例のパレードが行われ、ことしは日本の現代美術家、村上隆さんの作品の巨大なバルーンも登場しました。
毎年、ニューヨークで行われる「感謝祭」パレードは、映画やアニメのキャラクターをかたどった全長10メートルを超える巨大なバルーンとともにマンハッタンの中心部およそ4キロを練り歩くものです。ことしは、日本の現代美術家でアニメなどを題材にしたポップアートで知られる村上隆さんの作品「カイカイ」と「キキ」がバルーンとして登場し、村上さん自身も花をあしらった着ぐるみを着て行進しました。村上さんの作品は、フランスのベルサイユ宮殿で展示された際、「宮殿にそぐわない」として一部で抗議運動も起きて話題となりましたが、パレードの見物客からは、村上さんの作品に「かわいい」とか「日本のアニメはいいね」といった声が上がっていました。村上さんは、沿道の声援に応えながら「ニューヨークで作品を紹介できほんとうにうれしいです。これからも頑張ってまた参加したい」と話していました。