10月の全国の消費者物価指数は、エアコンの値下がりなどから、去年の同じ月に比べて0.6%低下し、20か月連続で下落しました。
総務省が発表した10月の全国の消費者物価指数は、天候の変動による影響が大きい生鮮食料品を除いて、平成17年を100とした指数で99.5と、去年の同じ月に比べて0.6%低下しました。これは、エアコンや薄型テレビが値下がりしたことや、高校の授業料が実質無償化された影響などを受けたもので、消費者物価指数は20か月連続の下落となりました。ただ、たばこ税の増税を受けて、たばこが大幅に値上げされたことなどから、下落幅は前の月よりも縮小しました。一方、速報値として発表された東京都区部の今月の消費者物価指数は99.0と、去年の同じ月より0.5%低下し、19か月連続で下落しました。総務省は「このところ電気料金が引き下げられる動きもあり、消費者物価の先行きに引き続き注意する必要がある」と話しています。