今月19日、東京・江東区の都立公園でハトが大量に死んでいるのが見つかり、警視庁の鑑定の結果、ハトの死がいから農薬の成分が検出されました。周りに落ちていたパンくずからは毒物は検出されず、警視庁はハトが農薬のついた農作物を食べた可能性もあるとみて調べています。
今月19日、江東区の都立亀戸中央公園と周辺を流れる川沿いなどで、あわせて45羽のハトが死んでいるのが見つかりました。ハトには目立った傷はなく、死がいの周辺には、餌とみられるパンくずが落ちていたということで、警視庁は、ハトの死がいのうち5羽と、パンのくずを鑑定に出して原因を調べていました。その結果、死がいから有機リン系殺虫剤の「イソキサチオン」と呼ばれる、農作物などに使われる農薬の成分が検出されたということです。一方、パンくずからは毒物は検出されなかったということです。警視庁は、ハトが農薬のまかれた農作物などを食べた可能性もあるとみて、引き続き原因を調べています。