メスの「巴斯(バス)」は人間の年齢に置き換えると100歳を超えていた。
パンダは中国を象徴する動物で、手厚く保護されている。しかし、1950年代後半から続けられてきた保護政策の結果、頭数は増加。国際自然保護連合(IUCN)は昨年9月、パンダを「絶滅危惧種」から緊急度が1段階低い「危急種」に分類し直した。
バスは救助された場所の谷にちなんだ名前で、推定4、5歳から飼育施設で生活していた。
中国の国営テレビは14日に、海峡パンダ研究交流センターが行った追悼イベントを生中継した。
海峡パンダ研究交流センターの担当者によると、バスはアジア競技大会が中国で初めて開催された1990年大会のマスコットのモデルだった。