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小川未明童話集
» 正文
めくら星(1)
时间:
2022-08-08
进入日语论坛
核心提示:めくら星小川未明それは、ずっと、いまから遠とおい昔むかしのことであります。あるところに目めのよく見みえない娘むすめがあり
(单词翻译:双击或拖选)
めくら星
小川未明
それは、ずっと、いまから
遠
とお
い
昔
むかし
のことであります。
あるところに
目
め
のよく
見
み
えない
娘
むすめ
がありました。お
母
かあ
さんは、
娘
むすめ
が、まだ
小
ちい
さいときに、
娘
むすめ
をのこして、
病気
びょうき
のため
死
し
んでしまいました。その
後
あと
にきましたお
母
かあ
さんは、この
娘
むすめ
を、ほんとうの
自分
じぶん
の
産
う
んだ
子供
こども
のようにかわいがらずに、なにかにつけて
娘
むすめ
につらくあたりました。
娘
むすめ
は、
目
め
こそあまりよく
見
み
えませんでしたけれど、まことにりこうな
女
おんな
の
子
こ
でありました。そして、
後
あと
にきたお
母
かあ
さんに
産
う
まれた、
弟
おとうと
の
三郎
さぶろう
の
守
も
りをしたり、
自分
じぶん
のできるかぎりの
世話
せわ
をしたのであります。
こんなに、
弟
おとうと
をかわいがりましたのにかかわらず、お
母
かあ
さんは、やはり
娘
むすめ
を
目
め
の
敵
かたき
にしました。お
母
かあ
さんは、じつにものの
道理
どうり
のわからない
人
ひと
でありましたけれど、
弟
おとうと
の
三郎
さぶろう
はこの
姉
あね
を
慕
した
い、そのいうことをよくきく、いい
子
こ
でありました。
三郎
さぶろう
は、一
羽
わ
のかわいらしい
小鳥
ことり
を
飼
か
っていました。その
小鳥
ことり
は、
羽
はね
の
色
いろ
が
美
うつく
しいばかりでなく、いい
声
こえ
を
出
だ
して、
朝
あさ
から
晩
ばん
までかごの
中
なか
でさえずりうたいましたから、
三郎
さぶろう
はこの
小鳥
ことり
を
愛
あい
したことは
一通
ひととお
りでありませんでした。また
三郎
さぶろう
のいちばん
大事
だいじ
にしていたのは、この
小鳥
ことり
であったことはいうまでもありませんでした。
いじの
悪
わる
い
母親
ははおや
は、
娘
むすめ
に
向
む
かって、
「おまえは、
毎日
まいにち
鳥
とり
に
餌
え
と
水
みず
をやりなさい。そして、もし
鳥
とり
をにがすようなことがあったなら、そのときはたいへんだ。そうすれば、もう、おまえはこの
家
うち
から
出
で
ていくのだ。けっして、
家
うち
に
置
お
きはしないから。」といいました。
おとなしい、
目
め
のよく
見
み
えない
娘
むすめ
は、どんなに、この
母親
ははおや
のいいつけを
当惑
とうわく
したでありましょう。
小鳥
ことり
は、そんなこととは
知
し
らず、
朝
あさ
からかごの
中
なか
でとまり
木
ぎ
にとまって、ないたり、さえずったりしていました。そして、
細
ほそ
いかごの
目
め
から、
遠
とお
い
空
そら
などをながめていますうちに、
小鳥
ことり
はどうかして、
広
ひろ
い
世
よ
へ
出
で
て、
自由
じゆう
に、あの
青々
あおあお
とした
空
そら
を
飛
と
んでみたいものだと
思
おも
ったのであります。
小鳥
ことり
は、
自分
じぶん
の
友
とも
だちらが、
木
き
の
枝
えだ
や、かなたの
空
そら
でないているのを
聞
き
きますと、その
気
き
ままな
生活
せいかつ
がうらやまれたのでありました。
自分
じぶん
もどうかして、このかごの
中
なか
から
逃
に
げて
出
で
て、せめて
一目
ひとめ
なりとも、
世
よ
の
中
なか
のさまざまな
景色
けしき
を
見
み
たいものだと
思
おも
いました。
こう
小鳥
ことり
が
外
そと
にあこがれていますうちに、ある
日
ひ
のこと、
目
め
のよく
見
み
えない
娘
むすめ
は、
餌猪口
えちょこ
をかごの
中
なか
に
倒
たお
して、それを
直
なお
そうと
気
き
をもんでいました。
小鳥
ことり
は、
娘
むすめ
の
手
て
とかごの
入
い
り
口
ぐち
のところにすきまのあるのを
発見
はっけん
しましたので、すばやく
身
み
をすぼめて、ついとそこから、
外
そと
に
逃
に
げ
出
だ
してしまいました。
小鳥
ことり
は、まず
屋根
やね
の
上
うえ
に
止
と
まりました。そして、これからどっちへ
向
む
かって
逃
に
げていったらいいかと、しばし
思案
しあん
にふけったのです。そのとき、
家
いえ
の
内
うち
では、なんだか
大騒
おおさわ
ぎをするようなようすでありましたから、まごまごしていて
捕
と
らえられてはつまらないと
思
おも
いましたので、
一声
ひとこえ
高
たか
くないて、
遠方
えんぽう
に
見
み
える、こんもりとした
森影
もりかげ
を
目
め
あてに、
飛
と
んでいってしまいました。
娘
むすめ
は、
小鳥
ことり
を
逃
に
がしてしまうと、たいへんに
驚
おどろ
き
悲
かな
しみました。どうしらいいだろうと
気
き
をもみましたけれど、なにぶんにも
目
め
がよく
見
み
えませんので、どうすることもできないので、ただ、うろうろ
騒
さわ
いでいました。
このとき、
三郎
さぶろう
は
姉
あね
のそばに
駆
か
けてきまして、
「
姉
ねえ
さん、
鳥
とり
はどこへいったの!
僕
ぼく
の
大事
だいじ
にしておいた
鳥
とり
はいなくなってしまった。
僕
ぼく
は、どうしたらいいだろう。」と
泣
な
き
出
だ
しました。
やさしい
姉
あね
は、
弟
おとうと
をいたわって、
「
三郎
さぶろう
さん、わたしが
悪
わる
かったのだから、どうか
堪忍
かんにん
しておくれ。あんなに
三郎
さぶろう
さんがかわいがっていた
鳥
とり
を
逃
に
がしてしまって、わたしが
悪
わる
かったから、どうか
堪忍
かんにん
しておくれ。きっと、わたしが
鳥
とり
を
探
さが
して
捕
つか
まえてきてあげるから、
泣
な
かないでおくれ。」といいました。
この
物音
ものおと
を
聞
き
きつけた
母親
ははおや
は、なにごとが
起
お
こったかと
思
おも
って、
奥
おく
から
出
で
てきました。そして、その
次第
しだい
を
知
し
ると、たいへんに
怒
おこ
りました。
「
三郎
さぶろう
のあんなに
大事
だいじ
にしておいた
鳥
とり
を
逃
に
がしてしまって、おまえはどうするつもりです。いつかの
約束
やくそく
ですから、さあ、おまえは、この
家
うち
から
出
で
ていってしまうのです。どこへでもかってにいってしまうがいい。」と、
母親
ははおや
はいいました。
娘
むすめ
は
手
て
を
合
あ
わせて、けっして
悪
わる
い
気
き
でしたのではないから、
許
ゆる
してくださいと
泣
な
いてわびましたけれど、もとより、これを
機会
きかい
に
娘
むすめ
を
追
お
い
出
だ
してしまう
考
かんが
えでありましたから、
母親
ははおや
はなんといっても
娘
むすめ
の
過
あやま
ちを
許
ゆる
しませんでした。
弟
おとうと
の
三郎
さぶろう
は、
姉
あね
がかわいそうになりましたので、ともに
母親
ははおや
のたもとにすがって
許
ゆる
しを
請
こ
いましたけれど、
母親
ははおや
はついに
許
ゆる
さなかったばかりでなく、
娘
むすめ
を
家
いえ
から
外
そと
へ
追
お
い
出
だ
してしまいました。
「そんなに
家
うち
へ
入
はい
りたければ、
逃
に
げた
鳥
とり
を
探
さが
して
捕
つか
まえてくるがいい。」と、
母親
ははおや
は、
娘
むすめ
を
後目
しりめ
にかけてしかりました。
娘
むすめ
はやっと
顔
かお
を
上
あ
げて、
「
三郎
さぶろう
さん、わたしは、きっと
鳥
とり
を
探
さが
して
捕
つか
まえてきてあげますよ。」と、
涙
なみだ
ながらにいいました。そして、
彼女
かのじょ
は、いずこへともなく
立
た
ち
去
さ
ってしまったのであります。
娘
むすめ
は、
空
から
になったかごをぶらさげて、あてもなく
町
まち
から
村
むら
へ
出
で
て、
村
むら
からまた
野原
のはら
へと、さまよい
歩
ある
いたのであります。
もしやどこかで、
聞
き
き
覚
おぼ
えのある
鳥
とり
の
声
こえ
はしないかと、
耳
みみ
を
傾
かたむ
けましたけれども、あたりは、しんとして、なんの
鳥
とり
のなく
声
こえ
もしなかったのであります。
「どうか、
鳥
とり
!
鳥
とり
! このかごの
中
なか
へ
帰
かえ
っておくれ。おまえが
帰
かえ
ってくれないと、わたしは
家
うち
へ
帰
かえ
られないのだから、どうかこのかごの
中
なか
に
帰
かえ
ってきておくれ。」と、
娘
むすめ
は、あてもなく
逃
に
げていってしまった
鳥
とり
に
向
む
かって、
独
ひと
り
言
ごと
のように
頼
たの
みました。しかし、どこからも
鳥
とり
の
飛
と
んで
帰
かえ
ってくるようすがありませんでした。
娘
むすめ
はしかたなく、
野原
のはら
をさまよって、だんだん
森
もり
の
中
なか
から、
山
やま
のふもとへ
歩
ある
いてきました。そのうちに
日
ひ
はしだいに
暮
く
れかかったのです。
「どうしたらいいだろう。もし
鳥
とり
がこのかごの
中
なか
に
帰
かえ
ってきてくれなければ、わたしは、
弟
おとうと
に
対
たい
してすまない。お
母
かあ
さんは、わたしの
過
あやま
ちをけっして
許
ゆる
してはくださるまい。しかたがないから、わたしは
死
し
んでしまおう。」と、
決心
けっしん
しながら、とぼとぼと、なおも
途
みち
を
歩
ある
いてきました。
高
たか
い
山
やま
の
端
はし
が、
赤
あか
く、
黄色
きいろ
く
色
いろ
づいては、いつしか
沈
しず
んでしまいました。
娘
むすめ
は
悲
かな
しく、
日
ひ
の
沈
しず
むのをながめました。もう
家
いえ
を
出
で
てからだいぶ
遠
とお
く
歩
ある
いてきました。いまごろ、
弟
おとうと
や、お
母
かあ
さんは、どうしていられるだろうと
思
おも
うと、さびしく、
頼
たよ
りなくなって
涙
なみだ
がわいて
出
で
てきました。
そのうちに、
彼女
かのじょ
の
歩
ある
いている
路
みち
は、いつしか
尽
つ
きてしまって、
目
め
の
前
まえ
に
青
あお
い
青
あお
い
池
いけ
が
見
み
えました。
日
ひ
はまったく
暮
く
れて、
空
そら
の
星
ほし
がちらちらとその
静
しず
かな
水
みず
の
上
うえ
に
映
うつ
っていました。
娘
むすめ
は、
目
め
がよく
見
み
えませんけれど、この
深
ふか
そうに
青黒
あおぐろ
く
見
み
える、
池
いけ
の
面
おもて
に
映
うつ
った
星
ほし
の
光
ひかり
だけはわかりました。
彼女
かのじょ
は、ずっとその
池
いけ
の
面
おもて
を
見
み
つめて、
死
し
んでしまおうかと
思案
しあん
していました。
ちょうどそのとき、
水
みず
の
中
なか
から、
「
姫
ひめ
、
姫
ひめ
、どの
星
ほし
になる。
金
きん
の
星
ほし
か。
銀
ぎん
の
星
ほし
か。それとも
紫色
むらさきいろ
の
星
ほし
か。」という
声
こえ
が
聞
き
こえたのであります。
娘
むすめ
は、これはきっと、
神
かみ
さまが
自分
じぶん
を
救
すく
ってくださるのだろうと
思
おも
いました。お
星
ほし
さまになったら、もういままでのように
悲
かな
しいこともなければ、またつらいこともなかろう。そして、なつかしい
真実
ほんとう
のお
母
かあ
さんにあうこともできれば、また
三郎
さぶろう
さんの
大事
だいじ
にしていた
鳥
とり
を、
世界
せかい
じゅうめぐりめぐって
探
さが
すこともできるだろうと
思
おも
いました。
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