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アマテラスとスサノヲの誓約

时间: 2024-01-08    进入日语论坛
核心提示:アマテラスとスサノヲの誓約 スサノヲがアマテラスに提案した邪心なきことを示す神生み◆なぜ誓約が行なわれたのか? 貴い子が
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アマテラスとスサノヲの誓約
 スサノヲがアマテラスに提案した邪心なきことを示す神生み
◆なぜ誓約が行なわれたのか?
 貴い子ができたと喜んだものの、イザナキはスサノヲには手を焼く。何しろスサノヲ
は、泣き喚わめくばかりで、いっこうに海原を治めようとしないのだ。しかも、その号泣
により、青々とした山が枯れ山となり、海や川は涙となってかれてしまうほどで、これに
呼応して、災いの神が騒ぎ始め、災禍が世界を覆い尽くした。
 業を煮やしたイザナキが「なぜそんなに泣き喚くのか」と叱責すると、スサノヲは「母
のいる根の堅州国に行きたい」と返答。これにイザナキは怒りを爆発させ、スサノヲをた
だちに追放した。
 父に追放されたスサノヲはアマテラスのいる高天原に暇いとま乞ごいに出向く。しか
し、そこは荒々しいスサノヲのこと。大地を揺るがすような足音を響かせて昇ってきたた
め、アマテラスは仰天し、弟が国を奪いに来たと考える。アマテラスは髪を勇ましく角み
髪ずらに束ね、その髪や手に勾まが玉たまを通した玉飾りを巻きつけ、背中とわき腹には
矢が無数に入る武具をまとい、左首には射撃用の高鳴りの鞆ともをつけて武装した。そし
て強弓を振りたてて、「何しに来たのだ」と弟のスサノヲを問いただした。
 スサノヲは、姉に暇乞いに来ただけだと弁解するものの、アマテラスは警戒を緩めず、
「ならばどうやってそれを証明するのか」とたたみかけた。そこでスサノヲは神意を問う
誓約うけいで、真偽を明らかにしようと申し出た。誓約とは、あらかじめ前提条件を示し
ておいて、出た結果で事の正否を明らかにする卜ぼく占せんのことである。
 二神は、お互いの持ち物を交換して、神生みを行ない、スサノヲの真意を明らかにしよ
うとした。
 アマテラスはスサノヲの剣を受け取ると、噛み砕いて吹き出した。すると、その息の霧
の中からタキリビメ、イチキシマヒメ、タキツヒメの三柱の女神が生まれた。
 この三女神は宗むな像かた三さん女じよ神しんとも呼ばれ、玄げん界かい灘なだで交易
に従事する人々に崇められた。世界遺産である厳いつく島しま神社に祀られるのも、この
神々である。
 一方のスサノヲはアマテラスの勾玉を貫いていた、長い緒を受け取り、アメノオシホミ
ミ、アメノホヒなど五柱の男神を生む。
 アマテラスは、それぞれが生んだ神々を、神を生んだ物の持ち主を親とし、男神はアマ
テラスの子、女神はスサノヲの子とした。
 すると、スサノヲは女神が生まれ、自分の潔白が証明されたと一方的に勝利を宣言し
た。
日本の「神話」と「古代史」がよくわかる本2
 だが振り返ってみるとこの誓約、奇妙なのはどちらが生まれたら勝ちというような前提
条件が示されていない。いわばスサノヲの勝利宣言はあくまでも一方的なものなのであ
る。
 しかも、『日本書紀』では結果が違い、男神出生の場合が正という前提条件が示され、
結果、女神の父となったスサノヲが負けている。
 ただ、アマテラスの子とされたアメノオシホミミの子がのちに地上に降って天皇家の祖
となるニニギである。このため、誓約を行なった目的は、天皇家をアマテラスの系譜に連
なるようにすることにあったといわれている。
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