第六章.掌握一词多义篇
問題
次の__の言葉の意味が、初めの文ともっともちかい意味で使われている文を、1?2?3?4から一つ選びなさい。
(1)おかす 法をおかしてまで、金をもうけたいとは思わない。
1 危険をおかして国境を越えた。
2 それは権利をおかす行為で、許されないことだ。
3 B首相はいま病におかされているそうだ。
4 二度と同じ過ちをおかしてはならない。
(2)おれる しようがないので、こちらからおれるしかない。
1 本の表紙がおれていたので、取り替えてもたった。
2 台風でりんごの木の枝がおれてしまった。
3 病院はあの突き当たりを右におれてすぐのところにあります。
4 やっと相手がおれてくれたので、何とか話が進んだ。
(3)おす 彼の気迫におされ、何もいえなくなってしまった。
1 満員電車で背中を強くおされ、転んでしまった。
2 ここに印鑑をおしてください。
3 終始相手のペースにおされたまま、試合は進んだ。
4 万が一に備えて、念には念をおしておいた方がいい。
(4)つぐ わけあって母親の姓をついで名乗っている。
1 あの山は富士山につぐ高い山である。
2 宴会で上司にお酒をついで回った。
3 父は亡くなったので、家業をつぐことになった。
4 彼の話はまるで木に竹をついだようなものだ。
(5)かれる 失恋して一晩中涙がかれるほど泣いた。
1 財源がかれ、この事業を存続することは不可能になった。
2 せんきょに演説が続き、声がかれてしまった。
3 日照りが続いて、井戸がかれてしまった。
4 今朝、花瓶の花がかれていることに気づいた。
(6)ひびく 無理をして働いたのが体にひびいた。
1 鐘の音が朝の町にひびいている。
2 彼の名声は日本全国にひびいた。
3 息子の学費が家計にひびいている。
4 広いホームで話すと声がひびく。
(7)ふける 時間を忘れて読書にふける。
1 毎日、何もしないうちに夜がふける。
2 秋もふける頃になると、紅葉が見られる。
3 年をとれば外見がふけるのは当たり前だ。
4 彼女は何時間も物思いにふけっている。