会話の乗りがいい人は、負けると分かっている喧嘩を売ってくる。
会話の乗りがいい人は、負けると分かっている喧嘩を売ってくる。 | 場を盛り上げる30の会話術
腕相撲の話になったとき「負けないよ」と挑発してきた小柄な女性がいました。
男性陣は笑っています。
「負けないよ!」と乗りで言ってきます。
喧嘩を売ってくるのです。
もちろん喧嘩を売るとはいえ、本気ではありません。
軽い冗談で言ってきます。
自分が負けるのが分かっていながら、わざと「負けないよ」と言ってきます。
それはとても乗りがいいです。
そう言われると、勝負の前から結果が分かっていても、つい勝負をしたくなります。
「よし、やってやろうじゃないか!」
火がつくのです。
相手が乗り気だと、こちらまで乗り気になります。
結果は当然、男性が勝ちました。
力の弱い女性は、男性に勝てません。
やはり負けるのです。
しかし、その瞬間、実は男性こそ、女性にうまく操られている気がしました。
負けると分かっている勝負にわざと名乗り出て、相手を勝たせてあげる。
勝たせてあげることで、機嫌をよくさせ、場を盛り上げる彼女の知性だと思ったのです。
場の雰囲気を盛り上げるのが上手な人がよくやっている方法です。
負け上手は、盛り上げ上手です。
乗りがいい人は、負けると分かっている喧嘩を売ってくるのです。