【会話】
李 :わあ、すごい人ですね。何人ぐらいいるんですか。
中田:先ほどの発表では、五万人だそうです。去年よりも随分増えました。
李 :家族連れも多くて、まるでお祭りみたいですね。
中田:メーデーは労働者の祭典ですから。
李 :みんな建設現場や工場で働いている人たちですか。
中田:いいえ、サラリーマン公務員、学校の先生もいますよ。働いている人なら誰でも参加できます。
中田:雇用の確保を訴えるスローガンが目立ちますね。
李 :それだけ日々の生活が苦しくなっているわけです。
中田:私の知り合いも転勤を拒否したところ、すぐにリストランされてしまったそうです。
李 :今は賃上げより自分の椅子を守ることにみんな必死になっている有り様です。
中田:でも、平和を呼びかけるプラカードも多いですね。
李 :中東や朝鮮半島の情勢が緊迫しているからでしょう。
1、先ほど=先 的郑重语
2、より、比較的な格助詞。
3、連れ、旅連れ、家族連れ。
4、まるで…みたい…みたいな人、まるでお人形みたいな人です。
5、…で働く。工場に勤める。
6、なら、仮定条件。
7、雇用制度。
8、たところ:刚刚……
今ご飯を食べたところです。
拒否したところ、すぐにリストラされてしまった。
9、賃上げより、むしろ自分の椅子を守ることに(ために)必死になっている有様です。
10、平和を呼びかける。
【インターチェンジ】
5月1日のMay Day(メーデー)は、日本ではゴールデンウィークの真っ中にあたり、天候もいいので、行楽をかねて家族で参加する人たちが多いようです。
テーマになるのは、労働条件の改善、福祉の向上、そして反戦平和などです。以前は警官隊と衝突したこともありましたが、最近は平穏に集会と行進が行われています。
主催は労働組合のナショナルセンターです。そのもっと大きいものは「連合」が行う中央メーデーで、東京で十万人、全国でおよそ二百万人が参加します。しかし、連休中に旅行などに出かける人が増えたため、連合系メーデーは2001年から4月に28日に行われるようになりました。