新世纪日本语教程第25課 餃子作り
呂艶さんは京都大学の留学生です。呂さんのクラスは春節前に餃子パーティーをするこうになりました。そして、呂さんは餃子作りの先生役をさせられることになりました。明日は、いよいよその日。以下は準備に追われる呂さんの独り言です。
ああ、困ったわ。私は中国人とはいえ、湖南省の出身から一度も餃子を作ったことがないし、餃子も好きじゃないのに。大学時代は毎日、学生食堂で食べていたし、料理に関する知識なんて何もないのに、まさか日本で料理教室を開かせられるとは思わなかったね。
本当は王さんが適任なのに。東北の出身だから。私は女だけど料理をしたことはほとんどないのよ。ああ、頭が痛い。でも、やることになった以上、やはりがんばらなくては。
餃子は皮が丸くできるかどうか心配だわ。中身は何が…、肉は牛肉よりは豚肉ね。野菜もいるわ。卵も。今日のうちにスーパーで買っておかなければ。
餃子のほかにも何か作ることにしよう。中華セラだがいいわ。でも、辛くしたらだめ。日本人の口に合わないから。果物もいるし。……ああ、こうしてはいられない。