むかし、と言っても今より前、おばあさんが物乞いをして歩くのをきっとみたことがあるでしょう。このおばあさんは同じように物乞いをしていました。そして何かもらうと、「神様があなたに報いてくださいますように」といいました。この物乞いのおばあさんが戸口にくると、愛想の良いいたずらっ子が火のそばに立って体を暖めていました。ドアのそばで震えて立っているので、若者は可哀そうなおばあさんにやさしく言いました。「さあ、ばあさん、暖まりなよ。」おばあさんは入ってきましたが、火のあまり近くに立っていたので、古いぼろ着が燃え始め、おばあさんはそれに気づきませんでした。若者は立ってそれを見ました。が、火を消すべきだったでしょう。火を消すべきだったのは本当じゃないの?それでもし水が無いなら、若者は泣いて体の水を全部目から出すべきだった。そうすれば火をけせる二つのかわいい流れになったでしょう。