すると、一番上の王子が、「父上、国は私のものです。というのは私はとても怠け者なので、休もうと寝転がり、滴が目の中に落ちても、眠るために目を開けませんから。」と言いました。
二番目の王子は、「父上、国は私のものです。なぜなら、私はとても面倒くさがりなので、火のそばで温まって座っているとき、脚を引っこめるよりむしろかかとをやけどさせておきますから。」と言いました。
三番目の王子は、「父上、国は私のものです。というのは私はとてもものぐさなので、首を吊られようと縄がもう掛かっていて、だれかが縄を切るための鋭い小刀を私の手によこしても、縄に手を挙げるより首を吊られた方がましですから。」と言いました。父親がこれを聞いたとき、「お前が一番ものぐさだ。お前を王にする。」と言いました。