北アフリカのアルジェリアで日本人を含む外国人などが拘束された事件で、アルジェリア内務省は、イスラム武装勢力の襲撃と救出作戦の戦闘で人質23人が死亡したと発表しましたが、内務省や各国政府によってこれまでに身元や国籍が確認された死者の数は7人にとどまっています。
アルジェリア内務省が19日に発表した声明によりますと、アルジェリア軍が行った救出作戦を通して、外国人の人質107人とアルジェリア人685人が解放されたということです。
日本人もこれまでに7人の無事が確認されています。
一方、イスラム武装勢力の襲撃と救出作戦の戦闘の結果、これまでに人質23人の死亡が確認されたということです。
アルジェリア内務省と各国政府によりますと、死亡した人のうち、身元や国籍が確認されたのは7人で、イギリス人が3人、それにアメリカ人、フランス人、ルーマニア人、アルジェリア人がそれぞれ1人です。
このほかに、イギリスのキャメロン首相は、3人のイギリス人と、イギリス在住の外国人1人が死亡した可能性があるという見方を示しました。
アルジェリア政府の高官も、死者の数がさらに増える可能性があると懸念を示しています。