福原は14日に行われたドイツとの団体準決勝でシングルス、ダブルスともに敗れた。石川佳純(全農)が2勝をあげてカバーしただけに、自分を責めた。
3位決定戦に向け、主将の責任感に押しつぶされそうになったのか、「プレッシャーがとても大きかった! 掛け布団を濡らすほど泣いた」と明かした。
また3位決定戦の第4試合で、まるでコーチのように伊藤美誠(スターツ)にアドバイスを送っていたことについて問われると、「自分を信じるように、と話した」と答えた。
福原はリオに入る前、銀メダルを獲得した2012年ロンドン五輪とはメダルの色を換えたいと、繰り返し口にしていた。ロンドン超えの金メダルを夢見ていた。
結果は銅メダルだったが、その表情にはうれしさと安堵の色がにじんでいた。
インタビューのたびに声を震わせていた福原だが、「銅メダルも金に相当する。だって、銅の字を分解すると、『金と同じ』じゃない?」-。
中国メディアは改めて、福原の中国語能力の高さに感嘆していた。