俳優の向井理さんが、小栗旬さん主演の“月9”ドラマ「信長協奏曲」(フジテレビ系)に出演することが19日、明らかになった。向井さんと小栗さんは、2010年の終戦ドラマスペシャル「歸國」(TBS系)で共演しているものの一緒のシーンはわずか。連続ドラマ初共演となる今回、向井さんは小栗さん演じる織田信長の筆頭家臣・池田恒興を演じることから、せりふのやり取りなど実質的な共演は今回が初めてとなる。
向井さんが演じる恒興は、信長の父、信秀の家臣・池田恒利の子供で、母親は信長の乳母であったため、信長とは乳兄弟という間柄。年代も近く、信長が最も信頼を寄せる筆頭家臣で、2人は相棒関係にもある。向井さんは小栗さんについて「すごくカリスマ性がありますね。織田信長にピッタリだと思います。人間的に他人を引きつける何かを持っている方なので、座長として現場にいてくれるだけで安心感があります」と信頼を寄せており、「役柄同様に“小栗信長”をしっかりと支えていきたいと思っています」と意気込んでいる。
また、向井さんが月9に出演するのは、06年の「のだめカンタービレ」以来8年ぶり、2度目。向井さんは出演にあたって「月9には、恋愛ものやトレンディーといったイメージを持っていますが、『のだめカンタービレ』は、あれだけ“ぶっ飛んだ”内容のコメディーで。そして、今回の『信長協奏曲』は“月9初の時代劇”で、なぜかそういった“飛び道具の月9”に呼ばれるんですよね」と笑いを交えつつ語っている。
ドラマは、マンガ誌「ゲッサン」(小学館)で連載中の石井あゆみさんのマンガをアニメや映画などメディアミックスで展開する「フジテレビ開局55周年プロジェクト」の一環として放送。突然、戦国時代にタイムスリップしてしまった勉強嫌いの高校生・サブローが、自分にそっくりな本物の織田信長と出会う。信長から「体の弱い自分に代わって織田信長として生きてくれ」と懇願されたことで、信長として生きていくことを決心する……というストーリー。
難しい言葉:
【カリスマ】神授的能力,感人的超凡魅力。
【タイムスリップ(time slip)】穿越。