京都の祇園などで、7日、舞妓(まいこ)さんや芸妓(げいこ)さんが年の初めに精進を誓う「始業式」が行われ、黒の振り袖や紋付き姿のおよそ140人が「新しい知識の吸収に意欲を持って取り組み、視野を広くしましょう」と誓いました。
始業式は、京都にある5つの花街のうち4つで行われました。このうち「祇園甲部歌舞練場」には、黒の振り袖に稲穂のかんざしを挿した舞妓さんや、黒の紋付き姿の芸妓さんなどおよそ140人が集まり、全員で「新しい知識の吸収に意欲を持って取り組み、視野を広くしましょう」と誓いました。そして、去年、熱心に芸の上達に取り組んだ舞妓さんなどが表彰され、師匠の井上八千代さんが祝いの舞を披露しました。始業式のあと、お神酒がふるまわれると、舞妓の豆まるさんは「緊張が少し解けて、ほっとしています。芸の上達に精進したいです」と話していました。また、まもなく成人式を迎える舞妓の豆そめさんは「ことしは、一層気が引き締まる思いです」と話していました。