インターネット検索最大手のグーグルは経営トップの交代を発表し、これまで製品部門のトップを務めていた共同創業者のラリー?ページ氏が、CEO=最高経営責任者を務めることになりました。
インターネット検索最大手、アメリカのグーグルは20日、決算発表に合わせて経営トップの交代を発表しました。それによりますと、これまで10年近くにわたって経営トップを続けてきたエリック?シュミットCEOが会長職に退き、製品部門トップの共同創業者、ラリー?ページ氏が4月から新しいCEOを務めることになりました。グーグルは、ページ氏とセルゲイ?ブリン氏が1998年に創業し、2001年からはIT企業の経営経験が豊富なシュミット氏が加わり、CEOを務めてきました。グーグルは、これまで重要な経営課題については事実上3人で決める体制をとってきましたが、年を追うごとに事業規模が大きくなっていることから、実質的な経営の意思決定者をページ氏に絞り込むことで、より迅速な経営判断ができるようにするねらいがあるものとみられています。