ロシアのサンクトペテルブルクにある大型スーパーマーケットで、雪の重みによって屋根の一部が崩れ落ち、建物の中にいた従業員1人が死亡し、買い物客ら13人がけがをしました。
ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクにある大型スーパーマーケットで、25日夜、突然、屋根の一部が500平方メートルにわたって崩れ落ちました。当時、店内には多くの買い物客がおり、救助隊が駆けつけて、崩れた屋根の下に閉じ込められた人たちを助け出しましたが、地元の行政府によりますと、これまでに店の従業員1人の死亡が確認され、買い物客ら13人がけがをしたということです。現地では当時、雪が強く降っていたということで、捜査当局は、雪の重みで屋根の一部が崩れたものとみて、建物の構造に問題がなかったか調べています。ロシアでは、7年前にモスクワにある屋内プールの屋根が崩れて、28人が死亡したほか、5年前にはモスクワの市場でも屋根の崩落で60人以上が犠牲になっており、ずさんな設計や手抜きの建設作業による欠陥がたびたび問題となっています。