低気圧の影響で、西日本や東日本の太平洋側で雪が降り、大阪市や名古屋市など平野部でも積もっているところがあります。雪は12日にかけて広い範囲で降る見込みで、東京23区などでも積もるおそれがあります。
気象庁によりますと、東日本の南海上にある低気圧が発達しながら東へ進み、日本付近を冷たい空気が覆っている影響で、西日本と東日本の太平洋側では各地で雪が降り、平野部でも積もっているところがあります。午後3時の積雪は、奈良市で7センチ、甲府市で5センチ、大阪市で3センチ、宇都宮市で3センチ、名古屋市で1センチなどとなっているほか、東京の都心でも断続的に雪が降っています。西日本の雪はいったんピークを過ぎましたが、12日、再び雪が降る見込みです。また、東日本では低気圧が、11日夜、関東の南岸に近づくため、12日にかけて広い範囲で雪が降り、東京23区などでも積もるおそれがあります。12日の昼までに降る雪の量は、いずれも多いところで中国地方で30センチ、関東甲信と近畿で20センチ、東海で15センチなどと予想されています。気象庁は、路面の凍結や積雪による交通への影響などに十分注意するよう呼びかけています。