前衛芸術家の、故?岡本太郎さんの生誕から100年を記念して、代表作の1つで、大阪万博のシンボル、「太陽の塔」の内部の展示作品が再現され、23日から東京で一般に公開されます。
再現されたのは、昭和45年に大阪?吹田市で開かれた大阪万博のシンボル「太陽の塔」の内部に展示された「生命の樹」です。作品の高さは実物の20分の1の2.5メートルで、色とりどりの枝に恐竜や人類の模型などが付けられ、生命の進化の過程が表現されています。「生命の樹」は、万博の閉幕後に一部が撤去されましたが、岡本さんの作品を管理する財団では、ことしの生誕100年に合わせて、改めて多くの人に見てもらおうと、およそ1年かけて制作を進めてきたということです。岡本太郎記念館の平野暁臣館長は「太郎は人類の根源に返ることをテーマとしていました。多くの人が太郎の思いに向き合うきっかけになってほしい」と話していました。再現された「生命の樹」は、調査の過程で見つかった14枚のデッサンとともに、23日から6月26日まで、東京?港区の岡本太郎記念館で公開されます。