ドイツの高級カメラメーカーが世界で初めて小型化に成功したカメラの試作品が、入札にかけられ、過去最高額となる132万ユーロ(日本円にして1億5000万円余り)で落札されました。
落札されたのは、ドイツの高級カメラメーカー「ライカ」が1923年に作った試作品のカメラです。それまでのカメラは箱形で大きなサイズでしたが、このカメラは世界で初めて手に収まるサイズまで小型化に成功し、2年後には市販が開始され、カメラが一般に普及するきっかけとなりました。入札は28日、オーストリアの首都ウィーンで行われ、カメラとしては過去最高額となる132万ユーロ(日本円にして1億5000万円余り)で落札されました。カメラは今でも完全に使える状態で、落札したのはアジアのカメラ収集家だということです。カメラのこれまでの最高落札額は、去年5月に入札された、およそ170年前に世界で初めて実用化されたカメラで、73万ユーロ(日本円にして8400万円)の値がついていました。