体操の世界選手権代表選考会を兼ねたNHK杯が11日に東京で開幕し、女子では大会3連覇を目指す鶴見虹子選手がトップに立ちました。
NHK杯は、11日と12日の2日間の得点に、4月に行われた全日本選手権の得点を加えた合計点で順位を争います。大会1日目の11日、女子では、鶴見選手が段違い平行棒で難度の高いひねり技を決めるなど安定した演技を見せて、166.250でトップに立ちました。大会初優勝を狙う田中理恵選手は、床でラインを越えるなどの細かいミスが出て、鶴見選手と2.250差の2位で12日を迎えます。鶴見選手は「段違い平行棒のひねり技は、練習であまりうまくいっていなくて、とても緊張したが、思い切って演技ができたのでよかった」と話していました。また、田中選手は「小さなミスが出たことは悔しいが、明日は、気持ちを切り替えて頑張りたい」と話していました。