国連のパン?ギムン事務総長は、福島県内で、記者団に対し「福島第一原子力発電所の事故は、原子力の問題で国際社会の連携が重要であることを示した。IAEA=国際原子力機関が、ことし6月に会議を開いたが、私も来月22日に国連本部で原子力問題に関する会合を開くことにしている。これについて、8日夜、菅総理大臣と会談して話し合うが、菅総理大臣が会合に出席できることを望んでいる」と述べました。
また、パン事務総長は「日本は災害で悲劇的な状況になったにも関わらず、世界各地で引き続き支援活動を行っており、感謝したい。菅総理大臣とは、南スーダンやソマリア支援についても話し合いたい」と述べました。さらに、パン事務総長は、中東のシリア情勢について「週末、シリアのアサド大統領と電話で会談し、安保理の議長声明で示された国際社会の明確なメッセージと私の懸念を伝えた。アサド大統領は、速やかに国際人道法に反する暴力行為を止めるべきだ。また、勇気を持って口約束だけでなく、改革を実行に移してほしい」と述べました。