読売テレビ系列の番組で、「(岩手県)一関市には放射性物質が落ちている」などと発言した中部大学の武田邦彦教授に対し、同市の勝部修市長が抗議のメールを送っていたことが分かった。
番組は「たかじんのそこまで言って委員会」で、東北の一部では4日午後1時半から放送された。同市によると、小学生からの「東北の野菜、牛肉を食べたら僕らはどうなるの」との質問に対し、武田教授は「今、生産するのが間違っている。東北の野菜や牛肉を食べたら健康を害するから、捨ててほしい」などと発言。他の出演者が反論したが、武田教授は発言を取り消すつもりはないとしたという。
岩手県内では放送されなかったが、市民からの情報提供で発覚。インターネットで確認した勝部市長が6日、「地元自治体の首長として強く抗議する。本当に発言を取り消す考えはないのか」とメールを送った。