47 梅の花あかぬ色香も昔にておなじ形見の春の夜の月
皇太后宮大夫俊成女
【通釈】
47 梅の花の飽きることのない色香も昔のままで、同じように昔の形見として、月が春の夜に照っている。本歌「よそにのみあはれとぞ見し梅の花あかぬ色香は折りてなりけり」(古今·春上·素性)。○あかぬ色香 いくら眺めても、またかいでも飽きない色と香。○昔にて 昔のままで。藤原俊成の「梅が香も身にしむころは昔にて人こそあらね春の夜の月」(御室五十首)が先行する。「橘の袖の香ばかり昔にてうつりにけりな古き都は」(拾遺愚草·内大臣家百首)は後出歌。
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