この期に及んで市バスに乗りセコセコと移動し、安宿界ではその快適さで名を馳せる「シムズコージーゲストハウス」へ。ドミトリーへチェックインするとオレはベッドに抱きついて頬ずりをした。ああ……かわいいベッドちゃん……会いたかったよ~~(涙)。おお……やわらかい……、白いっ!! 清潔(泣)!! 初々しい(涙)!!! ベッドちゃん大好きだ~~~~っ(号泣)、ん~~~むチュッ☆ ベロンベロンベロンッ!!
ぐが~~~~~~~~~~~~(爆睡)
おはようございます(5時間後)。
あ~良く寝た。生き返ったって感じだよ。そうだよ、ここに到着したときのオレは死んでたんだよ。だって体中に死斑が出来てたもん。口の中から蛆が湧いてたもん。全部食ったけど。
隣のベッドの東洋人「グッドモーニング!」
オレ「はろー。アーユージャパニーズ? 一見中国人ぽいけどバックパッカーをしているということはジャパニーズ?」
「ノー。アイムチャイニーズ」
「なにっ!! 中国人バックパッカーの方でしたかっ! 珍しい!! ひょっとしてあなたはお金持ですね?」
「そんなことないよ。プレイステーションを3台持っているけどそんなに金持ちではないよ。ねえ、よかったら今から一緒に夕ご飯を食べに行かないかい?」
「行こう行こう! 生き返った記念に美味いものを食べに行こう!!」
「ところで、キミはジャパニーズだよな。ひとつ聞きたいことがあるんだがいいかい?」
「いいよ。国家機密以外は何でも話しちゃう」
「ハマザキ○ユミって、整形してるっていう噂は本当?」
「それは国家機密だからちょっと答えられないかな。というか、知らんがなそんなもん。すごいワールドワイドな噂なんだねそれ」