中国は人口大国で、教育を受ける対象者も非常に多い。中国は世界で最も規模の大きい教育体系を持ち、現在、各レベル、各種の学校において全日制の教育を受けている人口は2億人余りにもなっている。
中国の教育は幼児教育、小学校、中学校、高等学校教育、大学教育などの段階から成っている。政府は小学校から中学校までの9年間を義務教育としている。義務教育の対象者は、学費を納める必要がなく、毎年数百元の教科書代と雑費を払うだけである。
中国政府は義務教育の発展を非常に重視し、努力の結果、中国の義務教育の普及率は80%に満たなかった十数年前の状況から、現在90%余りまで発展してきた。中国政府はここ数年、農村地区の義務教育と大学教育の発展に重点を置き、すべての子供の通学を保障するとともに、できるだけ早く世界に誇る一流の大学を中国に設立することに力を入れている。
中国の教育は政府が設置する公立学校での教育を主としている。ここ数年、民間経営の学校教育も発展してきたが、全体から見れば、教育の規模やレベルにおいて公立学校には、まだ及ばない。