「ハイブリッド米の父」と呼ばれる袁隆平は北京生まれで原籍は江西省九江徳安にある。現在、湖南省長沙に住んでいる。中国のハイブリッド米の育種専門家、中国工程院の院士である。現在、中国国家ハイブリッド米活動技術センターの主任及び湖南ハイブリッド米研究センターの主任、湖南農業大学教授、中国農業大学客員教授、国連食糧農業機関(FAO)チーフ顧問、湖南省科学協会副議長、湖南省政治協商会議副議長を務めている。2003年、中国のコメ作付面積の半分は既にハイブリッド米となっている。世界でも20%のコメ作付は袁隆平のハイブリッド技術を導入している。袁隆平は中国初の国家特等発明賞を受賞した。1999年、小惑星8117(1996SD1)は「袁隆平星」と命名された。2001年、国家最高科学技術賞を受賞した。2006年4月、アメリカ科学院外国人アカデミーに選ばれた。
各界の人々は「貧乏と飢餓をなくすことこそ最もよい平和で、袁隆平は中国ないし世界の食糧事業に大きな貢献をした。言うまでもなくノーベル平和賞を受賞する資格がある」として、袁隆平をノーベル平和賞の候補者に推薦するよう中国政府に提案している。