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日本地理:第六章 日本の各地方

时间: 2013-12-08    进入日语论坛
核心提示:第六章 日本の各地方第二節 東北地方東北地方は、本州の最北端にあり、南北に長く広がっている。奥羽山脈を境として、太平洋側
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第六章 日本の各地方

第二節 東北地方
東北地方は、本州の最北端にあり、南北に長く広がっている。奥羽山脈を境として、太平洋側と日本海側とに分けられるが、南と北とでは、気温の差や京浜への距離の差が大きく、南部と北部に分けることもある。東北地方には青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の6県がある。東北地方の面積は全国の五分の一近くを占めているが、人口はわずか全国の十分の一ほどであり、人口密度は北海道に次いで低い。工業人口が少なく、農業、特に米作りによって生活する人が多い。
東北地方は、本州の北部にあって、北は津軽海峡を隔てて北海道の渡島半島と向かい合い、南は関東地方、南西は中部地方の新潟県に続いている。東北地方は、昔「みちのく」と呼ばれていた。これは道の奥の行き止まりという意味で、早くから文化の開けた近畿地方から見て、遠くの国の果ての地方として名付けられたものである。江戸時代には、農林業の開発が進んで稲作が盛んになり、多くの鉱山も開かれた。第二次世界大戦後、食料生産と資源を開発することが急務となり、特に農業の改良に力が注がれたので、東北地方は日本でも有数の米の大産地となり、全国生産量の約4分の1以上を占めている。最近では、交通の整備や資源の開発が進み、南部では工場が増え、産業活動が活発になり、生活も近代的になってきた。
東北地方は中央を南北に連なる奥羽山脈によって、太平洋側と日本海側とに分けられ、太平洋側には起伏の緩やかな北上・阿武隈の2山地が並び、日本海側にはなだらかな出羽山地と、三国山脈に続く険しい越後山脈とがある。奥羽山脈には那須火山帯が、出羽山地と越後山脈には鳥海火山帯が重なっている。
奥羽山脈は日本一長い山脈で、500キロもあり、東北地方の中央に連なっているため、太平洋側と日本海側の分水嶺をなしている。この山脈には、八甲田山・岩手山・蔵王山・磐梯山などの火山が聳え、北にはカルデラ湖の十和田湖、南には火山の爆発によって塞き止められてできた猪苗代湖がある。また、温泉も数多く湧いており、火山や湖、原生林の景色が美しいので、国立公園・国定公園に指定されているところが沢山ある。
奥羽山脈の東側には、北上川や阿武隈川に沿って北上盆地・仙台平野・福島盆地などがあり、西側には、最上川・雄物川その他の川の流域に横手・山形・米沢・会津などの盆地や、津軽・秋田・庄内などの平野がそれぞれ南北に開けている。
北上川は奥羽山脈と北上山地の間を、北から南に流れ、下流部に仙台平野をつくっている、東北で一番長い川である。北上盆地はこの川に沿って南北に細長く開けている。阿武隈川は、奥羽山脈と阿武隈山地の間を、南から北に流れている川である。それに沿って郡山盆地や福島盆地がある。仙台平野は東北で一番広い。
海岸は、日本海側では大きな砂丘が長く続いており、出入りが少なく、太平洋側では三陸海岸の南部は鋸の歯のように、入り江と岬が入り込むリアス式海岸となっている。また東北地方の北端にある、下北半島と津軽半島に挟まれた陸奥湾は東北第一の湾である。
気候は、大きく太平洋式気候と日本海式気候とに分けられる。冬の北西季節風は奥羽山脈を越えるときに雪を降らせるので、太平洋側へ来たときは乾いた風になる。そのため、太平洋側は雪が少なく、晴れた日が続いている。日本海側は、冬になるとシベリア方面から吹き付けてきた冷たい北西の季節風が、雪を降らせるので、北陸に次ぐ深雪地帯である。冬の間は雪に閉じ込められ、農村では冬の仕事が少なくなるので、出稼ぎに行く人が沢山いる。
東北地方には米をはじめ、林業、水産などで、全国的な地位を占める特産物が多い。特に、農業は米作りが中心で、日本の重要な穀倉地帯である。日本海側の庄内、秋田などの平野、太平洋側の仙台平野の米が一番有名である。東北地方では、農業収入の大部分を稲作から得ている農家が多い。稲作以外は、山形盆地や仙台の南のほうでは紅花がつくられ、染物の原料として京都のほうへ送られていた。東北地方にある果物は、リンゴ・桃・梨・葡萄・サクランボなどが各地で作られるようになった。青森県は日本一のリンゴの産地であり、りんごの生産量は日本全国の70%を占めており、サクランボの生産は東北地方が日本全国の90%近くを占めており、山形盆地が生産の中心地である。
東北地方の山地には森林が良く茂り、日本の森林面積のおよそ1/5を占めている。青森県のひば、秋田県の杉、岩手県の赤松が有名で、東北の三大美林といわれている。東北の森林は多くが国有で、国が経営・管理しており、伐採や運搬にも機械が多く用いられる。
東北地方の三陸海岸の沖には、日本海流と呼ばれる暖流が北東に向かって流れ、千島海流と呼ばれる寒流が北から流れてくる。暖流と寒流が出会うところには、魚の餌になるプランクトンが多いので、魚類が豊かである。三陸沖では、暖流に乗ってくる鰹、鮪や、寒流に乗って南下してくる秋刀魚、鮭などの漁業が盛んで、漁期には各地から多くの漁船が集まってくる。青森県の八戸、岩手県の宮古・釜石・大船渡、宮城県の気仙沼・石巻・塩釜などは大漁場になっており、水産加工も行われている。
東北地方では、伝統的な在来工業のほか、釜石の製鉄や秋田の石油精製をはじめ、製材業・食品工業など、地元の資源を利用した工業が発達している。しかし、工業都市はいずれも分散しており、互いの結びつきは弱く、日本全国的に見ると工業生産高はきわめて低い。在来工業は、この地元の原料を利用して、家内工業の技術によって古くから発達し、今も各地に残っている。主な製品には、盛岡の鉄瓶、能代の春慶塗り・青森の津軽塗りなどの漆器、米沢の絹織物、山形県の平清水焼きなどの陶磁器がある。仙台、八戸、秋田などの都市に工業があるが、大きな工業地帯はない。仙台湾地区には石油精製・金属・電線・缶詰・造船・ゴム・印刷・食品・タイヤ・パルプ・電気機器・機械など、いろいろな種類の工場が集まっている。そのほか、自動車工業団地・鉄鋼団地・卸売団地・倉庫団地などが仙台の市街地と港の間にできている。仙台湾地区は、東北地方では最も発達した地区である。秋田湾地区では、天然ガスの産出も多く、石油を利用した火力発電所もつくられ、近代工業が発展する条件に恵まれている。この地区には、石油精製・化学肥料・金属精錬・パルプ・紙などの大きな工場がある。
仙台市は東北地方の文化、政治の中心地となっている。最近では、人口の増加とともに、住宅地が周辺に広がり、都市化が著しく進んでいる。今日では政府の出先機関が多く、また交通では東京との連絡が便利になったほか、仙台を始発とする特急・急行列車で東北地方の各地と結ばれている。
また、青函トンネルの開通によって、東北地方は北海道と直接つながるようになった。そのほか、各地に空港もある。
東北地方には高い火山や広い高原、美しい湖や海岸が沢山あり、温泉にも恵まれ、多くの観光地がある。この地区には十和田、八幡平、磐梯・日光などの国立公園があって、自然風光に誘われる遊覧客が多く、仙台の松島は日本三景の一つで、そこにある国宝瑞厳寺は最も人目をひき、夏はこんもりと茂る松柏で遊覧客をひき、秋は紅葉に満ち、冬は世にも名の知れた樹氷がその特色を飾るのである。
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