司馬遼太郎さんが学校嫌いで図書館が好きだったことは有名だ。それは中学①年の英語リーダーで先生にニューヨークの地名の意味を質問したことからはじまる。なんと先生は「地名に意味があるか!」と怒声を上げたというのだ。司馬さんは帰り道、市立図書館に寄ってニューヨークの意味を知る。独学癖がつくようになるそもそもだが、一方で「いい先生につくに越したことはない」とエッセーで言い添えている。
(2008年8月20日毎日新聞「しあわせのトンボ」による)
1、「いい先生につくに越したことはない」が意味する、最も適当なものはどれか。
①いい先生から教えてもらうことが一番である。
②いい先生から教わっても復習しないと意味がない。
③いい先生になるためには独学しなければならない。
④いい先生から地名の意味を教わるのは最高である。