話の面白さは、話す内容より話し方。 | 説得力を高める30の方法
私は、多くの読者に読んでもらえるよう、説得力を意識しています。
話す内容より、話し方に気を使っています。
話す内容は、大した問題ではありません。
どれだけ強い説得力のある話し方をしているかで、読者の反応が決まります。
たとえば、体験談です。
「タバコは体に悪い」という話し方をしても「それは分かっている」と思われるだけです。
しかし「身内にタバコが原因で病気になり、自殺をした人がいる」という話し方のほうが、説得力があります。
「ええ? 本当に! じゃあ、自分もタバコ、やめようかな」と心変わりします。
どちらも「タバコはやめたほうがいい」という訴えに変わりはありません。
話し方によって、メッセージの重みが変わり、読者への印象も変わります。
いかに読んでいる人の感情を揺さぶれるかです。
プロのお笑い芸人ほど、それをよく知っています。
どんな話も笑いに変えてしまう彼らは、話す内容より、話し方のほうが大切だと知っています。
お笑い芸人の話を深くチェックしてみましょう。
話の内容そのものは、よくありふれた内容ばかりです。
面白く感じてしまう秘密は、話し方に力を入れているからです。
説得力によって、話の価値が変わるのです。